著者田中稲(著)出版社実業之日本社発売日2024年06月ISBN9784408650746ページ数175Pキーワードなぜさわだけんじわゆるされるのか ナゼサワダケンジワユルサレルノカ たなか いね タナカ イネ9784408650746内容紹介「己を貫く強い人」か「融通が利かない頑固者」か?ジュリーの活動から「自己を更新する生き方」を考える。昭和、平成、令和と三時代を経て、世の中の価値観は大きく変わった。アナログからデジタルへ。競争社会から多様化の時代へ——。昭和時代に良しとされていた競争心や野心、責任感は、いまや下手をすれば「モラハラ」「パワハラ」と糾弾される。過度のプライドや「昔は良かった」的な過去の栄光に執着する成功体験は、もはやシニア世代にとって、取扱要注意の遺物となった。そんななか、現在も雄々しくステージに立ち、同世代だけでなく、若者からも喝采を受けるアーティストがいる。ジュリーこと、沢田研二さん。全盛期を過ぎた(と多くの人が思い込んでいた)彼が、2023年6月25日、世間の注目を集めることとなる。この日、彼の75歳の誕生日当日に行われていたのが『LIVE2022- 2023「まだまだ一生懸命」ツアーファイナル バースデーライブ』だった。会場となったさいたまスーパーアリーナのチケットは、1万9000枚が完売していた。WOWOWによるライブ中継も相まって、Twitter(現・X)には「#沢田研二」がトレンド入り。そのパフォーマンスへの賛辞と、興奮冷めやらぬツイートが途切れることはなかった。 (プロローグより一部編集・抜粋) === この時からさかのぼること5年、 同じさいたまスーパーアリーナでのコンサートを 観客動員数の少なさを理由に開始数時間前に中止したことは 当時センセーショナルに報じられた。 そこから見事な復活劇、 そして、75歳にしてブーム再来。 彼の活動の軌跡から、 いくつになっても 「現在進行形の人生」の あり方を考える。
【内容紹介】プロローグ 「沢田研二」を読み直す第1章全盛期に培った美学第2章愛される理由第3章トライ&エラーをいとわない第4章老いを生きる・老いを楽しむ第5章仲間とともに生きるエピローグ なぜ、ジュリーは許されるのか※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次プロローグ 「沢田研二」を読み直す/第1章 全盛期に培った美学(GSブームと政治の季節/安井かずみとの化学反応 ほか)/第2章 愛される理由(『ザ・ベストテン』と沢田研二/ナンバーワンもオンリーワンも目指す ほか)/第3章 トライ&エラーをいとわない(沢田研二だけにしかできない挑戦/30代からのイメージチェンジ ほか)/第4章 老いを生きる・老いを楽しむ(年相応の役を演じる/融通の利かない父親像 ほか)/第5章 仲間とともに生きる(青春時代に戻れる仲間/「昭和の思春期」をともに過ごす ほか)/エピローグ なぜ、ジュリーは許されるのか