戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと 前田 和男 彩流社ショウワ マチバノハヤリウタ マエダ カズオ 発行年月：2023年08月08日 ページ数：284p サイズ：単行本 ISBN：9784779129209 前田和男（マエダカズオ） 1947年東京生まれ。東京大学農学部卒、日本読書新聞編集部勤務を経て、ノンフィクション作家、翻訳家、編集者、路上観察学会事務局。『のんびる』（パルシステム生協連合会）編集長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1 希求と喪失の章（GHQと炭坑節が戦後日本をつくった！？ー「炭坑節」（歌・赤坂小梅ほか）／地上の“鉄道員”と地底の炭坑夫への挽歌ー「テネシーワルツ」（歌・江利チエミ） ほか）／2 異議と蹉跌の章（六〇年安保闘士と越山会の女王の“異床同歌”とはー「アカシアの雨がやむとき」（歌・西田佐知子）／「檻の中」生まれの唄は、なぜまんまとシャバへ出ることに成功したのかー「夢は夜ひらく」（歌・園まり）「圭子の夢は夜ひらく」（歌・藤圭子） ほか）／3 祈念と失意の章（“昭和の歌姫”がうたい遺した鎮魂の反戦歌ー「一本の鉛筆」（歌・美空ひばり）／“分断のシンボル歌”が今もうたい継がれる不幸ー「イムジン河」（歌・ザ・フォーク・クルセダーズ） ほか）／4 災厄と予兆の章（「東京音頭」は四度死ぬ！？ー「丸の内音頭」（歌・小唄勝太郎／三島一声）／“歌謡遺産転がし”による「国民総踊り計画」はなぜ失敗したかー「東京五輪音頭」（歌・三波春夫）「東京五輪音頭2020」（歌・石川さゆり、加山雄三、竹原ピストル） ほか） 「はやり歌」から、明日の日本の姿が見えてくる…。歌とともに時代を共有した「団塊」といわれるベビーブーマー世代が、エピソードを交え描く歌謡社会文化論！ 本 エンタメ・ゲーム 音楽 その他