時の表現にみる言語事実をふまえて 麦倉達生 大学教育出版ニチドク リョウ ミンゾク ノ ジカンカン ムギクラ,タツオ 発行年月:2001年10月20日 予約締切日:2001年10月13日 ページ数:277p サイズ:単行本 ISBN:9784887304598 麦倉達生(ムギクラタツオ) 1938年4月大阪府に生まれる。1964年3月京都大学文学部独文科卒業。1966年3月京都大学修士課程修了。現在、滋賀大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 時制比較をふまえた日独の時間観のちがい(“過去”を表すドイツ語の3時制…現在完了、過去、過去完了/日本語の「〜た」と「〜してしまう」 ほか)/第2章 日本語における時制の変容と日本人の時間観の多元化(古代日本語における時の助動詞/古代日本語の背景をなす直線的時間観の由来 ほか)/第3章 ドイツ語における時制の変遷(問題点とその解明のためのカギ/印欧祖語からゲルマン語へ…時間観の一大転換 ほか)/第4章 ドイツ人における時間観の変転(印欧祖語(人)からゲルマン語(人)へ/ゲルマン的時間意識の例証 ほか)/補説(特別扱いされる日本語の「〜た」の本質/古代日本語における完了の助動詞「ツ」と「ヌ」の使い分けの規準 ほか) ドイツ語では6つある時制が、日本語では2つしか存在しない。言語事実をふまえた上で、両言語の時制体系の背後に控えるドイツ人と日本人の時間観の相違を明らかにする。 本 語学・学習参考書 語学学習 日本語