平野正 研文出版チュウゴク ノ チシキジン ト ミンシュ シュギ シソウ ヒラノ,タダシ 発行年月:1987年06月 ページ数:367p サイズ:単行本 ISBN:9784876360758 序章 中国における民主主義運動の歴史的概観/第1章 キリスト者 李公樸の思想的成長ー改良主義者から抗日救国運動の活動家へ/第2章 戦闘的民主主義者 聞一多ー象牙の塔から民衆の中へ/第3章 厳景耀民主主義論ー抗日戦後、民族統一戦線下の国家論/第4章 愛国主義者 馬叙倫ー内線の回避から愛国民主統一戦線へ/第5章 施復亮と中間路線論ー政治協商会議の路線から革命の承認へ/第6章 儲安平と雑誌『観察』ー「自由主義者」の思想的変化/第7章 伝統的士大夫の典型梁漱溟ー1920年代末〜40年代末の政治的立場 ここで取扱ったのは、1920年代末から40年代末の国民党の支配する旧中国における知識人の思想的変革とその態様である。中国における知識人の社会的役割と民主主義実現の課題は、依然として重要な課題として今でも存在していることを、この間の政治的状況は明らかにしたといえる。本書は中国知識人のもつこの課題に筆者なりの仕方で接近しようとしたものである。 本 人文・思想・社会 社会科学