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ヒメノモチの種子もみ2キロになります。 ヒメノモチの品種特性と栽培上の注意点 1. ヒメノモチの品種特性 ヒメノモチは、日本のもち米品種の一つで、主に東北地方を中心に栽培されています。以下のような特徴を持ちます。 •品種分類：もち米 •熟期：中生（ちゅうせい） •収量性：やや高い •耐倒伏性：強い •耐病性：いもち病に比較的強い •穂の形状：中程度の長さで、粒ぞろいが良い •食味：粘りが強く、なめらかな食感 •用途：餅、赤飯、和菓子などに適する 特に、粘りが強く、冷めても硬くなりにくい点が評価され、餅や和菓子の材料として人気があります。 2. 栽培上の注意点 ヒメノモチの栽培では、以下の点に注意が必要です。 1.適した栽培地域と気候 •ヒメノモチは寒冷地から温暖地まで幅広く適応できますが、特に東北地方などの冷涼な地域での栽培が推奨されます。 •高温障害に比較的強いものの、猛暑が続くと品質低下のリスクがあるため、適切な水管理が重要です。 2.播種・育苗 •播種時期は地域により異なりますが、一般的に4月～5月に播種し、5月下旬～6月上旬に田植えを行います。 •健苗を育てるため、適切な温度管理と育苗床の管理を徹底する。 3.水管理 •田植え直後は浅水管理とし、分げつ期には適度な中干しを行うことで根張りを促進する。 •出穂期以降は安定した水管理を行い、登熟期には適度な水分を確保することで品質向上につなげる。 4.施肥 •元肥と追肥をバランスよく施し、窒素過多を避けることで倒伏防止につながる。 •過剰な施肥は、病害虫の発生リスクを高めるため注意が必要。 5.病害虫対策 •いもち病に比較的強い品種ではあるが、多発条件では薬剤防除を適宜実施する。 •もち米はカメムシ被害を受けやすいため、防除時期を見極めた対応が求められる。 6.収穫と乾燥 •収穫適期は成熟期に入った後の適度な水分（約20%）を保っている状態。 •乾燥は過度に行うと品質低下の原因となるため、適切な温度管理のもとで行う。