色:黒
長さ:20センチ
数量:5膳
岩手伝統の浄法寺塗のお箸です。漆を塗り重ねて製作しています。
シンプルで使いやすく、毎日のお弁当にも最適です。
口当たりもなめらかです。
国産漆の約6割を生産する浄法寺町は、日本一の漆の産地。漆掻き職人と塗り師を育てながら、「原料から製品まで」一貫して漆器を生産できる唯一の地域です。天台寺の僧が作った什器が起源とされる浄法寺塗は、「御山御器」とも呼ばれ、地域に根ざしながら独自の漆文化を培っています。
浄法寺塗の魅力は、国産漆ならではの落ち着いたつや。蒔絵などの加飾をほどこさない無地の器が多く、それゆえつやの輝きが最大限に発揮される漆器。使い込むほどに味わい深いつやが増してきます。
亡くなった俳優の三浦春馬さんが浄法寺塗を愛用され、「経年美化」と評価しておられました。
三浦春馬さんは浄法寺塗についてのコラムで、「ウルシの木は自らの命と引き換えに漆を与え、その漆が漆器という新しい命となり、人の手に届き、受け継がれていく。自分もこの身を削る…といったら美化しすぎかもしれませんが、体や心を使って表現することで、そんなふうになれたら」と書いています。
さらに、「ウルシの木は近くにいるだけでかぶれるからと遠ざけられ、切り倒されるそんな定めの木。けれども接着剤になり抗菌作用を持ち、実用だけでなく芸術や歴史的な文化遺産にも用いられていて、ウルシってなんて神秘的で奥深く、切ない木なんだろう」と。
短いコラムで端的にウルシの本質を捉えた文章を書かれていることに驚きました。
優しさと克己心が感じられるだけに、亡くなられたのは本当に惜しいことです。
#浄法寺塗 #漆器 #三浦春馬 #経年美化 #お椀
種類...箸