「幻想的存在の東西 古代から現代まで」
渡邉 浩司 / 渡邉 浩司
定価: 6,710円(本体 6,100円 + 税)
中央大学人文科学研究所 研究叢書
出版社の正誤表付きです。
妖精、人魚、巨人、こびと、悪鬼、怪物といった「幻想的存在」をユーラシア大陸の東西に探りその諸相に迫った、16編の論考からなる独創的な論文集。第1部と第2部では「神話の世界」(ギリシア神話の怪物、ロマネスク美術のセイレーン、ソシュールの伝説・神話研究から、日本の山姥と金太郎、カグヤヒメ、鉢かづきまで)、第3部と第4部では中世から近現代までの「文学の世界」(中世のウェールズ伝承から、中世から現代までのフランス文学、ドイツのゴシック小説、20世紀初頭のロシア文学、現代アメリカ文学、『今昔物語集』まで)、第5部ではヨーロッパの「フォークロアの世界」(ドイツ語圏の民間伝承とロシアの説話)に注目した。
第一部 神話の世界(1)--ヨーロッパ
ギリシア神話の怪物
二股のセイレーンの図像形成に関する一試論
ソシュールの伝説・神話研究における幻想的存在
第二部 神話の世界(2)--日本
山姥と赤い怪童ーー金太郎
女神の系譜
鉢かづきーー日本のシンデレラ
第三部 文学の世界(1)--中世・ルネサンス
ウェールズ伝承における「ブリテン島」の幻獣・異人譚
モルガーヌからマドワーヌへ
フランス・ルネサンス詩人ロンサールの霊鬼(デモン)
『今昔物語集』における私的で個人的な男女間の怪異譚
第四部 文学の世界(2)--近現代
現実の中の幻想、幻想の中の現実
F・ソログープ『毒の園』における「毒」の美女の正体
来るべきメリュジーヌ
ユダヤ人共同体の守護者からスーパーヒーローへ
第五部 フォークロアの世界ーーヨーロッパ
苔族・苔女の伝承
ロシアフォークロアに現れる不幸の形象リーホ
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