からむし織の反物で作った武道用の下帯です。
長さ およそ252センチ
巾 およそ8~8.5センチ
対応範囲 およそ20~30センチの範囲でご希望サイズ範囲(例えば70~90センチ)に応じます。
マジックテープは黒または、赤となります。赤の場合には長いものがないのでソフトテープは二枚を縫い付けることになります。
固い帯ではありませんが、延びないのでしっかりと締めることができると思います。
生地が8枚重ねて縫ってあります。そのため、縫うときに渋いので太い糸と太い針が使えず、細い糸で縫ってあります。帯を長くするために巻き初めの部分は布が四枚重ねにしてあります。その分巻きやすいかと思います。
写真の最後に使用した反物の品質保証書を載せておきます。
からむしの説明
奥会津昭和村振興会社ホームページより
「からむし」は、苧麻ちょまとも呼ばれるイラクサ科の多年草で、上布の原料として昭和村で栽培が続けられています。畑で栽培されたからむしの茎から取り出された繊維は、昭和村のからむし織のほか、重要無形文化財越後上布・小千谷縮布の原料に使われています。
「からむし織」は、通気性・吸湿性に富み、織り上げられた布は軽くしなやかで、独特のハリがもたらす涼しい着心地は、一度体験すると他の織物を着ることができないと言われるほどです。平成29年には、その古くから続く技術が評価され、「奥会津昭和からむし織」が国の伝統的工芸品に指定されました。