藤岡良次(雅号、良次) 雲州横田の住人、故人
昭和30年代後半から50年代にかけての一級品の製作者。
氏の作品はどれも弾き易いのが特徴で当時ワンタッチが普及しだしたにもかかわらず氏の競技用〈薄手のもの〉を使用している選手が多くみられました。
私自身も当時は永臺さんのことは良く知らず雲文さん、武義さんの作品を買い集め長雲さんの総象牙、スタンダードのものに行きつき次のものを検討していたところ出入りの業者さんから良次さんのものが弾き易いのではと言う話があり柘植玉を買い求めました。
職人番付においても関脇の地位にあってよい作品を出していたと思います。