成れる神の名は
国之常立神 次に
豊雲野神
この二柱の神もまた独神と成りまして
身を隠したまひき
次に成れる神の名は
宇比地迩神 次に妹須比智迩神
次に角杙神 次に妹活杙神 次に
意富斗能地神 次に妹大斗乃弁神
次に於母陀流神 次に
妹阿夜訶志古泥神 次に
伊邪那岐神 次に
妹伊邪那美神
上の件の国之常立神以下伊邪那美神
以前を并せて神世七代と称ふ
古事記より (雅号: 清舟)
『古事記』「神代」は天地初発の時に高天原にあらわれる神々から始まる。続いて、「国稚(わか)く浮ける脂の如くして、くらげなすただよへる時」-大地が未熟で固定せず流動している時に「葦」の芽のように萌え出るものが発生したという。この段階であらわれるのは「別天つ神」とされる特別な原初の神々である。
次に、「神世七代」の神々があらわれる。伊邪那岐神・伊邪那美神はその7代目にあたる。
奉書紙: 白 A4サイズ
21cm×29.7cm
#書道作品古事記三貴子の誕生