10.000MHz周波数基準OCXOユニット 周波数未調整 CTI製OSC5A2B02採用
恒温槽により水晶発振器の温度を一定に保ち、周囲の温度変化に対して周波数の変化を最も少なくするようにした水晶発振器を用いた周波数基準ユニット基板です。
本ユニットは調整済みユニットと違い、動作確認と周波数調整可能範囲の確認のみしたものです。
周波数可変範囲は、10.000,000MHzに対しまして±3Hz以上となっています。
可変範囲確認時に発振周波数が10.000,000MHz±1.5Hzになるように設定しています。
これはあくまで出品時の値であり、OCXOの経年変化、使用回路コンポーネントの経年変化でこれを保証できるものではありません。
本品はOCXOは中古の基板取外し品を使用しています。
ただし動作確認をしたうえで、ユニット動作時にも再確認しています。
OCXOモジュールの出力インピーダンスは写真6の観測で、50Ω負荷に対して出力振幅が2.5Vp-pとなっており、高調波に対して整合が取れている(波形にリンギングが無い)ことから、50Ω出力となっているようです。
ユニットサイズは45 x 45mmです。
PHコネクタのついた電源ケーブル(100mm長)をお付けいたします。
電源入力電圧は7.5V以上で正常動作いたしますが、電源投入時に恒温槽温度安定のため大電流(<600mA)が流れます。ユニット搭載のシリーズレギュレーターの損失電力低減のため、8-9Vの電源を推奨いたします。
メーカー : CTI 五十四研究所
型式 : OSC5A2B02
主要諸元
発振周波数:10.000MHz
初期周波数確度 : ≦±200ppb Vref=+2.0V, @+25℃ 電源投入15分後
電源電圧 : +5.0V±5%
動作電流 : ≦600mA 初期電流 ≦250mA 安定状態
出力波形 : HCMOS
出力負荷 : 15pF
出力レベル : VOH:≧4.5V VOL:≦0.5V
rise/fall time : ≦6nS
制御電圧範囲 : 2.0±2.0V
200ppbというのは200x10E(-9)の誤差で、10MHzに対して2Hzの誤差です。
発振周波数は電圧制御端子Vc(2.0±2V)を制御することで調整できます。