四三酸化鉛、別名で鉛丹、光明丹ともいう。
朱赤色の粉体で、錆止め塗料、クリスタルガラス材料、釉薬材料
等に用いられる。
七宝の釉薬にも用いられる。
釉薬、フリットを作るのに必要となる。
その場合は炭酸リチウムを少し入れると、均一かつ良質の釉薬が
できる。
炭酸リチウムは別売りしているので、まとめ買い同梱する場合
は値引します。(要コメント)
塗料に混ぜて朱赤色塗料にしたり、エポキシ接着剤に混ぜて
朱赤色の固形物を作るのにも利用できる。
朱赤色斑模様の固形物を作り、寿山石に似せて篆刻し、自分専用
の印鑑を作るのも面白い。(エポキシパテ状の硬さにする)
固まってから彫るか、軟らかいうちに文字を刻むか、どちらも
可能。自信作の絵、書などに押印すれば、貫禄も増す。
その場合は、エポキシ接着剤に酸化チタンやアルミナやタルク、
炭酸カルシウム等の充填剤をブレンドすれば、耐摩耗性の印鑑が
できる。さらに、四三酸化鉛を節約できる。
また、比重が大きいので、X線検査で調査対象物に日付等の必要
事項を写し込むのに利用されてる。
四三酸化鉛で作た文字を樹脂に封じ込めた小さな文字コマを並べ
てX線照射すると、そこだけ透過しにくいので、表示した文字部
分がコントラストのある模様となって残る。
このようにさまざまな利用例がある。