■ 概要
釣行で着用したウェーダー、ウェーディングシューズ等は水道水で流して干しているだけ・・お世辞にもメンテナンスとは言い難い取り扱いをしていると生地の裏側は劣悪な衛生状態に陥り、釣行から帰ってきた自家用車の車内が『 臭いんだけど・・ 』 と同乗者に指摘される頃には、この世の物とは思えない悪臭が漂ってくるのでご当人も認識していらっしゃるはず。
その悪臭には原因があります。
ウェーディングで濡れた裏地が生乾きのままだったり、ウェーダーの内側に汗腺や皮脂線からの分泌物が完全に除去されないままの状態が続くことでバクテリア&モラクセラ菌が前述した “ 除去されない物質 ” を栄養源にして無尽蔵に繁殖していることが悪臭の原因です。
■ 悪臭の根絶とは?
ウェーダーの内側に消臭剤を噴霧しても効果は一時的です。ファブリーズ等はトウモロコシ由来の消臭分子で臭いを包み込むだけなので悪臭の基を絶たない限り、消臭剤の噴霧は単なる “ 対症療法 ” でしかありません。
※ 自動車のエアコン吹き出し口に車用ファブリーズを装着してもエンジンルーム内のエアコン外気導入部のフィルターがカビだらけのままでは脱臭できず、芳香でごまかしているだけです。
ウェーダーを裏返して直射日光に晒して殺菌する方法もウェーダーに使われる透湿防水生地の代表格『 GORE-TEX 』は1枚のゴアテックスメンブレンというフィルムを表と裏からナイロン製の生地で挟む製法のため、ナイロン素材を直射日光に晒すことは光熱・紫外線による化学劣化を促進させる間違った行為と言えます。
『 ワイドハイターEX 』で消臭できる等を散見しますが、ウェーダーを立体的に成形するために生地を接合している “ シーム部分 ″ はとてもデリケートな防水加工が施されており、塩素系洗剤や植物由来の発酵アルコール成分を用いるのはシームテープが剥離する等のダメージを与えてしまうので本末転倒です。
ウェーダーを洗剤洗浄した後、ブーツの中敷き等が湿気を帯びた状態で “ 生乾き ” という環境下では悪臭菌が爆発的に増殖するので更に厄介です。
■ では、どうする?
臭いの基となっている悪臭菌を根絶させる “ 原因療法 ” を行うことが最も効果的な方法です。
当該品は自然界の酵素と微生物 BB菌の働きによって悪臭バクテリア菌を死滅させる仕組みです。